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紅キハ酒ノ咎

其の日くらいは、一日遊ぼうといいながら、
朝から轆轤を廻すクリスマスイヴ。
師走とは、憂うべきかな、嬉しむべきかな。

暮れ泥むことなく迫る夕刻に焦り、
少しだけでもイヴの空気を吸おう。
外は温い冬。空は仄かに紅い。
御所にも散り遅れた楓が見える。
鴨南蛮を啜り、錦を歩くだけのデート。

ディナーは、贈りものの和久傳の陶筥弁当。
(吾亦紅さま、ありがとうございます)
ケーキとチキンを焼いたら、静かに乾杯。
陶筥の渋赤がロゼに映り、頬も紅くあたたかく。

なんだか、小さく「メリー・クリスマス」。


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