June 2006 | Top page | August 2006




Salt and Pepper

Salt and Pepper.

こんなジャズの曲があったように思います。

塩と胡椒だけあれば、いいのでは。
溢れるスパイスの渦の中で、ふと思います。
もちろん、スパイスは大好き。
でも、この基本のふたつだけで、きちんとしたおもてなしが
出来るようになりたい、と思います。

野菜の持味をじっくり引き出すこと。
肉や魚もしっかりとした個性を持っている。
パスタソースもおいしい塩だけで。

こんなふうに思ったのは、先日お会いしたお客様に
触発されたのかもしれません。

怒濤のような情報の渦の中でキャリアを培った女性達が
生み出す書物と空間。
今、わたしが一番行きたい酒場。
メディアと実体験が一体となった場所が
遠く離れた西の都にあります。

足すことを知り尽くしたから、引き所がわかる。
心と手を込める仕事の価値がわかる。
私にはまだ遠い世界ですが、近づきたいと思わずにはいられませんでした。
器にあっても、料理にあっても、同じ気持ちで取り組みたい。

そんな願いを込めてtapasをひとつ作りました。

箸休めのリゾット(うちの懐釉丸鉢を使いました)

牛肉
野菜(あるもので。ナスとトマトがあればうれしいです)

胡椒(ミルで挽いていただきたいです)
ごはん

肉と野菜を塩と胡椒で炒めて、水を入れて煮込みます。
時間はあなたの都合次第で。
煮込み終わったらごはんを入れて一煮立ち。
夏の箸休めは、あたたかいものがいいのでは。
塩加減と野菜の組み合わせを楽しんで、じわじわじわと。
にじみ出てくる旨味があなたの味です。

でも、私の味はコンソメを入れたほうが断然おいしかったりするのです。
さて、どうしましょう。

Su vida esta muy salado.


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Magic green box

魔女の野菜便の到着です。

福岡と福島より月に2度ほど。
料理と暮らしの魔法使いから、魔法の種のおすそわけです。
いつもわが家の食卓に豊かな幸せを運んでくれる宝箱。
ダンボールを開けてびっくり!
とれたて新鮮な宝物がぎっしり詰まっています。

それでは、おいしい野菜のtapasをひとつご紹介。

カボチャとトマトの熟サラダ(うちの伊羅保鉢に盛ってみました)

カボチャ
トマト(完熟がいいです)
バター
塩胡椒

カボチャをたっぷりバターで炒めます。
ざく切りにしたトマトに塩胡椒で味をつけてカボチャと和えます。
それだけです。
うちではイタリアンパセリかサルサソースをからめてますね。
お好きな香味野菜やスパイスで、あなたの味にして下さい!

毎日、野菜を食べること。
野菜を食べてほしいと思うこと。
あなたのおうちの魔法使いの切実な気持ちです。

Vive felizment por arte de magia.


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Dream in the sake cup

今朝、酒瓶を片手に、酒神の使いが舞い降りてきました。

ついに「酒器 今宵堂」に!
感無量であります。

お昼前から一献。
至福のひとときです。
ひとくち。さざ波のような味わい。
きっと誰も呑んだことがない、未知の旨さでした。
巷に溢れ返るプレミアの日本酒の中で、このような絶品を見つけることに、
お酒への愛をひしひしと感じます。
残念ながらもうしばらくは秘密、とのことですので、しばしお待ち下さいませ。

さて、酒神の正体は、とても素敵な仲良しご夫婦。
日本酒好きのご主人の夢を、かわいい奥様が大きく大きく膨らませている。
辛さは半分に、楽しさは倍に。
そんな言葉が浮かびました。
おいしいお酒と素朴な料理。
ごまかしのきかない真っ向勝負に挑む時、
一番頼りになるのはパートナーの助言と激励。
お二人の出会いこそが、すべての始まり。
ね、きっとそうですよね。

お二人の夢が、多くのお客様のおいしい灯となるよう
私達も力いっぱい応援させていただきます。

思えば私達も、手探りでやきもの屋を始めた時、
このような出会いがあるとは、夢にも思いませんでした。
器をつくることは、日々をつくること。
今、このことを心から実感しています。

たくさんの方と巡り合い、器を使っていただく中で、
やはり私達の器は食卓の脇役であればいいな、と思います。
みなさんのおいしい時間を心地よく漂う、そんな存在でありたい、と。
もちろん、脇役ならば名脇役を、心を込めて生み出していきたいと思っています。

そして願わくば、私達自身もそうでありたい、と願います。
みなさんの暮らしのひとときに、休日のひとときに、
今宵堂を訪れて下さる、あなたの大切な思い出の中に、
そっと漂う波でありますように。

Las ondas se propagan en ustedes.


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His cherrystone.

夫の第二の故郷、山形より初夏のお便りが届きました。

みなさん、さくらんぼに愛をこめて。4件。

これはもしかして、山形の風習なのでしょうか?
でも、納得です。
日本各地の名産品の中には
「これはどうしても味わって欲しい!」
と思わずにはいられない、おいしいものがあるものです。
それは、京都の和菓子であり、大阪のどて焼であり、香川のうどんであります。
そして、このさくらんぼもきっとそうなのでしょうね。
間違いなく、これほどおいしいさくらんぼは滅多に味わえません。
おやつに、食後のデザートに。
いつもさくらんぼがある幸せをかみしめています。
(写真はうちの白瓷李朝倣皿にのせてみました。)

送ってくれたのは、夫の大学時代のお友達。
肩を寄せ合うさくらんぼのように濃密な時間を共に過ごした仲間は
卒業とともに各地に散っていったのでしょう。
ひとりひとりが、堅い誓いを胸に抱いて。
しかし、十年が経った今も、こうした思いを届けてくれることに
本当に感謝です。
みなさん、ありがとうございました。
彼の思い出話を添えて、心ゆくまで堪能させていただきます。

Habla de los buenos dias pasados.


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