Salt and Pepper
Salt and Pepper.
こんなジャズの曲があったように思います。
塩と胡椒だけあれば、いいのでは。
溢れるスパイスの渦の中で、ふと思います。
もちろん、スパイスは大好き。
でも、この基本のふたつだけで、きちんとしたおもてなしが
出来るようになりたい、と思います。
野菜の持味をじっくり引き出すこと。
肉や魚もしっかりとした個性を持っている。
パスタソースもおいしい塩だけで。
こんなふうに思ったのは、先日お会いしたお客様に
触発されたのかもしれません。
怒濤のような情報の渦の中でキャリアを培った女性達が
生み出す書物と空間。
今、わたしが一番行きたい酒場。
メディアと実体験が一体となった場所が
遠く離れた西の都にあります。
足すことを知り尽くしたから、引き所がわかる。
心と手を込める仕事の価値がわかる。
私にはまだ遠い世界ですが、近づきたいと思わずにはいられませんでした。
器にあっても、料理にあっても、同じ気持ちで取り組みたい。
そんな願いを込めてtapasをひとつ作りました。
箸休めのリゾット(うちの懐釉丸鉢を使いました)
牛肉
野菜(あるもので。ナスとトマトがあればうれしいです)
塩
胡椒(ミルで挽いていただきたいです)
ごはん
肉と野菜を塩と胡椒で炒めて、水を入れて煮込みます。
時間はあなたの都合次第で。
煮込み終わったらごはんを入れて一煮立ち。
夏の箸休めは、あたたかいものがいいのでは。
塩加減と野菜の組み合わせを楽しんで、じわじわじわと。
にじみ出てくる旨味があなたの味です。
でも、私の味はコンソメを入れたほうが断然おいしかったりするのです。
さて、どうしましょう。
Su vida esta muy salado.


