April 2007 | Top page | June 2007




the Old meets the Fresh

ひとからひとへ幾星霜。

京都に暮らす楽しさのひとつに
骨董をみるひととき、があります。
経てきた歳月にしか出せない味わい、
そのことに敬意を払う日々の暮らし。
美術館に納められるような高価なものではなく、
丁寧に扱われた雑器の美しさにいつも心を奪われます。
それは、名も無き陶工の盃や古びた文机であり、
門跡寺院の瓦の欠片であったりもします。

先日、そんな古き良きものを扱う骨董屋さんが
今宵堂に訪れてくださいました。

北野天満宮近くの画餠洞(わひんどう)さん。
古伊万里からくらわんかまで。器にガラスに鉄細工。
取り合わせのセンスが絶妙なお店です。

素敵な奥様とかわいいお子さんを傍らに
愉快な骨董話を聞かせてくれる若きご主人。
瑞々しいものと古びたもの、この取り合わせもいいですね。

写真は、うちの懐釉梅皿に採れたてブロッコリーのからし合え。
茹でたブロッコリーに三杯酢(合わせ酢)と
和辛子を混ぜたものを和えるだけです。
お肉を焼く前のガーリックオイルを少したらすと食欲が沸きますね。

古いものを倣うこと、新しいものを摘み取っていくこと。
骨董が与えてくれる楽しみなのです。

El antiguo encontra el fresco en Kioto.


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Let's make ceramics! part7

達人、現る。

しばらくお休みさせていただいていた陶芸体験です。
今回のお客様は、電動ロクロ体験2回目にして
亀板挽き(大皿など大物を作る時に亀板という板を
ロクロに固定して、その上で挽く方法)に初挑戦!

うーん、なぜ一発で成功するのでしょう・・・。
他にも愛する彼女のリクエストの器をせっせと
確実に作られていました。
おいしいごはんのためなら百人力?

私達はその昔、電動ロクロの技術を習得するべく
職人育成学校に通っていました。
初めは湯呑ひとつ作るのにも四苦八苦。
それを思うと、達人の腕前にちょっぴり憮然・・・。

転職をさりげなくオススメして、この日はお開きとなりました。

El experto es el rival.


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Beside the Kamo river

歴史と文化と艶の街。
京都に思いを馳せた若者がひとり、今宵堂に訪れました。
愛称はクロちゃん。
フランスのTV局でグラフィックデザインを手掛けるアーティストです。
粋ですましたパリジャン?と思いきや、
気さくでやさしい、とても魅力的な青年でした。

流水と青楓。
華やぐ桜や燃ゆる紅葉よりも、いちばん好きなこの季節。
新緑に溢れる古都の街を彼に見てもらえて、とてもよかったです。
焼き鳥、天ぷら、お好み焼き、金閣寺、竜安寺、嵐電、
都おどり、鴨川ごはん、大文字・・・
4泊の滞在の間に楽しい時間をたくさん過ごすことが出来ました。

少しはにかんだ笑顔で
「おおきに。」と何度も繰り返す彼の姿を、とても懐かしく思います。
私達のつたない英語に合わせて、暮らすことや働くこと、
日々を楽しむことの大切さを語ってくれた彼。
彼を見送った後、少し涙ぐんでいた夫。
旅人との出会いは少しせつないものですね。

おおきに、クロちゃん。
今度はパリで会いましょうね。

Hasta la vista en Paris!


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