半夏生の時
上賀茂の蛍狩りが終わる頃、
暑い京都の夏の訪れを告げるかのように、
半夏生(はんげしょう)が白く色づき始めました。
その名の通り、葉が半分白く、
お化粧をしている様な不思議な山野草。
花ではなく、葉に美しさが現れるなんて、
まるで夏の紅葉のようですね。
建仁寺の半夏生のお庭も見事でしたが、
お隣の大家さんが育てていらっしゃる
おすそわけに、ひと塩のうれしさを感じます。
部屋に小さな涼を運んでくれる露地のひと株。
夏の草花の命は短く、
その儚さが、より愛おしくあります。

- 2009/06/28 コメント: 3
今宵堂「港町の白い器」
雲や波やカモメのように、
夏に輝く様々な「白」。
白瓷、白釉、粉引など
京都・今宵堂の多彩な「白い器」が、
駿河の港町・用宗(もちむね)の
眩しい夏景色を映し込みます。
このたび、初めて静岡にて、
展示会をさせていただくことになりました。
用宗という、風光明媚な港町をイメージした
「白い器」だけの展示です。
私たちは、4日、5日と在廊いたします。
駿河の夏の空気、そして土地の美味も楽しみです。
今宵堂 『港町の白い器』
2009年 夏 7月1日(水)〜 12日(日)
会期中、6日・7日定休日
10:00 〜 18:00(最終日は16:00終了)
会場 / ギャラリー文夢(あやめ)
静岡市駿河区用宗5丁目5-17
電話 / 054-268-1057

- 2009/06/14 コメント: 13
裏・百景酔暦
先日の「自産自消(前編・後編)」企画。
実は授業の後に、打ち上げもかねて、
企画スタッフの方たちも酒器とお皿を作られました。
そのお渡しの日、せっかくなので、
各々が自分の器の出来上がりを想像して、
自分で食材を用意、そして自分の器に盛りつけをし、
さらには!みんなの前で発表しようということになりました。
酒肴(しゅこう)を趣向を凝らして盛りつける、
なんとも楽しい企画です。
それぞれのお皿の形にあった食材たちとは・・・。
窪みがついた斬新な器には、
鰹のタタキに新緑の青紅葉が添えられ、
使いやすさを考えられてた平皿には
大根と茄子の田楽。
二つの穴が印象的なプレートには
英国料理が盛られ、
枝豆のようなカヌーのような、かわいいお皿には
ハルーミ(キプロスの代表的なチーズ)が
焼かれて香ばしく。
みなさん、クリエイティブな感覚を存分に発揮されて、
心躍る酒卓の完成です。
自産自消で自画自賛、作ることと食べることの狭間に
こっそり隠れている、「盛りつける」という手間を意識された、
味わい深い昼下がりになったようでした。
※「百景酔暦」のblogもどうぞ。





- 2009/06/13 コメント: 0
ニセコ☆アスパラ☆パラダイス
北海道・ニセコより、旬のアスパラガスが届きました!
「松風」さん、ありがとうございます。
わが家の食卓に、歓声があがりました。
茹でても焼いても、なにをしても美味しい!
北海道のアスパラガス。
お塩をひと振り、ギュッとレモンを搾っても。
北国の幸は素材そのものが、とってもエネルギッシュですね。
ひとつ、展示のご案内を。
この秋・9月、札幌の家具工房「澪工房」さんにて
家具と一緒に、今宵堂の展示をさせていただきます。
北国の恵みに寄り添うような、やさしく力強い器たちを
お届けしたいと思っています。

- 2009/06/10 コメント: 0
お化粧日和
初夏の晴れ模様が、とくにうれしい!
そんな日は、うちの「お化粧日和」なのです。
といっても、私がおめかしをするわけではなく・・・
「白化粧(しろげしょう)掛け」という、
やきもの作りの技法のひとつを施すこと。
白化粧とは、色の濃い土で作ったものに、
白い泥を溶いて、上に掛けて白く見せる技法。
昔、白い土はとても希少であったため、
白い器を作るために、このような技法が生まれました。
お馴染の「粉引(こびき)」の器は、こうして作られます。
陽射しをたくさん浴びて、
お化粧が早く乾いてくれるとひと安心。
庭に並んだ、きらきらと輝く器を眺めながら、
おてんとさんにありがとう、の一日でした。

- 2009/06/08 コメント: 3
「月刊山形ZERO★23」
夫のもうひとつの故郷、山形。
九州・福岡に育った彼は、
青春時代を東北で過ごせたことを
いつも誇りに思っています。
関西人の私にとっては、
結婚するまで、まったくもって未知な国。
しかし、一度行って山形の魅力に惹きつけられました。
のびのびとした風土と食の豊かさ、
そして何よりも街の人々の人の良さは、
ちょっとカルチャーショックなくらいです!
山形の人気のタウン情報誌
「月刊山形ZERO★23(ゼロ・ニイ・サン)」。
夫の大学時代の旧友であるパッツー後藤さんが
連載する「旬菜半酔(しゅんさいはんすい)」は、
美味しい山形の地酒と旬の肴を合わせた粋なコラム。
お料理上手なパッツーさんの粋な肴の取り合わせも見所です!
うれしいことに、今宵堂の器も毎号登場しております。
夫が山形を離れて、10年以上が経つ今、
ものづくりの中で、故郷と繋がっていることを幸せに思います。

- 2009/06/04 コメント: 8
駿河の肴に思いを馳せて
青紅葉がきらきら光る
ビールのおいしい季節の到来です。
先日、滋賀の七本槍さんとお友達のみなさんより
思いがけない贈り物をいただきました。
なんと!駿河の国の「静岡おでん」と「生しらす塩辛」。
日本各地の酒の友に出会うたびに、
酒器屋を営む喜びをかみしめます。
いつもの晩酌も、お初の肴が並ぶと、
ちょっと特別な気分になりますね。
ありがとうございます、と喜びながらいただきました。
思いがけないこの駿河土産に便乗して、
この夏の展示会のご案内をさせていただきます!
海開きの7月、
静岡の用宗(もちむね)という港町の
「ギャラリー文夢(あやめ)」さんにて
夏の器を並べさせていただきます。
今回、展示する器たちは全て「白」!
今宵堂の色々な「白」で、
港町の夏を表現してみたいと思っております。
今宵堂 『 港町の白い器 』
2009年 夏 7月1(水)〜12日(日)
(会期中6・7日のみ休廊)
10時〜18時30分 最終日は16時終了
私たちは、今のところ
4日(土)・5日(日)に在廊予定です!
「ギャラリー文夢(あやめ)」
静岡市駿河区用宗5丁目5-17
TEL / 054-268-1057
用宗は、駅を降りた一本道が
海へと続く、気持ちのいい港町です。
見知らぬ土地の人々との出会いや
名物しらす丼!に思いを馳せながら、
夏の用宗に向けて、いい仕事をしていきたいと思います。

- 2009/05/20 コメント: 3
自産自消(後編)「酒器使う」
5月9日、透き通るような初夏の空の下、
百景酔暦×京都カラスマ大学、
「自産自消(後編)酒器使う」の授業が開催されました。
(前編「酒器作る」の記事はこちら)
今回の舞台は、
木屋町仏光寺「もち料理 きた村」さんの鴨川納涼床!
この贅沢な酒宴の席で、
生徒のみなさんの自作の盃とお皿が初披露されます。
定刻に近づくと、生徒さんが笑顔でご来店。
うれしい再会に心が躍ります。
お着物姿の方もいらっしゃって、場も華やぐ中、
まず、酒器とのご対面です。
それぞれ、木箱に納められた酒器を取り出して・・・
ひと目見た時のみなさんの喜びの声に、
私たちもうれしくなりました。
さあ、「月の桂 無農薬山田錦 純米吟醸」で乾杯!
ここからが、宴の始まりです。
みなさん、まるで旧知の仲のような睦まじさで、
和気あいあいと差しつ差されつの酔い景色。
大きかったり、小さかったり、真ん丸も四角も、愛着はみな同じ。
にこにこと美味しいお酒を堪能していただけました。
宴もたけなわの中、ついにこの日の見所である
自作のお皿が、仲居さんの手によって運ばれてきました。
「きた村」さんの大将、板場の料理人さんが
技と趣向と思いを込めて、盛りつけて下さった
四季の素材を活かした、京料理。
ひと皿ひと皿、ひとりひとりの思いを汲まれた
「きた村」さんの心尽くしが、みなさんの胸に届いたような、
とてもとても感動的なご対面の瞬間でした。
(お皿の写真は、ぜひこちらよりご覧下さい!)
寂しくも終宴の時間、
また会いましょう!と約束を交わして、
この授業はおひらきとなりました。
街で暮らす人々が、ものを作ること、ものを使うこと、
それをひとつの流れの中で味わえる
この「自産自消」プロジェクトに、このような形で参加できて、
私たち自身、とても幸せでした。
そして、「きた村」さんやスタッフのみなさんの
人を喜ばせるための心意気、
これこそが小さくて深いこの街の魅力であり、
底力でもあると実感しました。
みなさんが心を込めて作った酒器とお皿が、
お家の中の小さな晩酌のひとときに登場してくれることを
ひそかに願っています。
※この日の詳しい内容は「百景酔暦」のblogでも紹介されています。
「東山借景紫暮酒 実施報告1・2・3・4・5」
※参加者のお一人、家具作りをされている戸村さんのblogもどうぞ。








- 2009/05/18 コメント: 8
G3コレクション「かねせ」×「今宵堂」
酒処・新潟に、日本酒への熱い思いを抱いた、
ひとりの男がいます。
彼は「酒と米 かねせ」という酒屋さんを営んでいます。
日本酒が好きで、人も好きで、
日本酒の美味しさを伝えようと、いつも頑張っている彼は、
蔵元や料理人や巷の酒呑みたちに、とっても愛されています。
このたび、この情熱の酒屋「かねせ」さんと一緒に
ひとつの酒器シリーズを考えてみることになりました。
生業である酒屋としてのプロの目線と
たくさんの酒呑と繋がるその感性から
コレいい!と実感された酒器を
私たちが酒器屋として形にできればいいな、
と考えています。
この「G3コレクション」はまだ、始まったばかり。
ゆっくりと、でも着々と。
酒屋さんからみなさんへ
情熱の酒器を届けていきたいと思います!

- 2009/05/01 コメント: 5
ひらひらと、昼酒
「桜の花びらを見ていたら、
ちょっとだけ外でお酒をなんて気分に・・・」
先日、ご縁をいただいた
お酒の情報誌のお仕事をされている方が、
うれしい花見酒の写真を送って下さいました。
白瓷の酒器が、
日だまりの中でとても嬉しそうです。
心地よい春の庭で
おいしいお酒をいただくのは、
きっと、至福のひととき。
呑む場面を考えることも、
お酒の楽しみのひとつですね。
私たちも、さっそく真似して、
縁側で昼酒したいな。

- 2009/04/17 コメント: 2



