裏・今宵堂 vol.5


 




これは、或る二人の酔っ払いの物語。

 
時は江戸中期。京都五条に 、
河合半次郎(かわい・はんじろう)
山葉楠吉(やまは・くすきち)

という二人の陶工がおりました。

 
酒呑童子も呆れるほどの大酒呑みであった二人は、
昼前から顔を合わせては酒を呷り、轆轤を回さずに目を回す毎日。

 
あるの夏の夜、やはり二人で酒を呑み、
酔いにまかせて思いついたのは、「音の鳴る酒器」。
酒宴の席で、コンチキチン♪
酒器か、楽器か、どちらとも言えない愉しいこの器は、
いつしか「酔奏楽器」と名付けられ、
京の都であっという間に広まっていきました。

 
しかし、悪乗りで考えたこの器が、
この後の二人の人生を大きく変えていくことになります。

 
今回は、京都歴史保存協会のご協力もと、
酒器・今宵堂が「酔奏楽器」の復元を試みました。



  

※ 本作品はフィクションであり、史実とは異なります。




 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 




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