北国満腹肴旅

旅する酒器屋の定めとばかりに~。
春夏秋冬、いつも美味しい北海道ですが、
初夏の味覚も堪能しよう!と
旨い酒と肴を求めて、
私たちは、ニセコでの展示から札幌へと河岸を移しました。

札幌呑みのはじまりは、
夕暮れ時の円山公園「そば処 艸菴」さん。
北海道は日本屈指の蕎麦粉の産地とあって、
お蕎麦が美味しいのはもちろん、
艸庵さんは、お酒や肴もとても嬉しく揃っています。
なかでも「出汁巻き」の優しい味に、
食感のある粒を残した大根おろしの組み合せが印象的でした。

続く梯子は、札幌駅北口の銘居酒屋「味百仙」さん。
賑わう大衆居酒屋でありながら、
マスターの繊細な盛りつけやその手付きを眺めるのもまた楽しい!
今宵堂の器も嬉しく使っていただきました。

夏の間の名物メニューの冷やし茶碗蒸しには、
ぷりぷりの雲丹がちょこん。
お酒も進む大人の茶碗蒸しでした!

次の日は、札幌の呑兵衛さんに
どこへ行くとも知らぬまま列車に乗せられ、ゴトンゴトン。
辿り着いたのは「岩見沢」。
駅側の、なんともディープな「三船」の暖簾をくぐると・・・。

午後三時半、おっちゃん達が早くも集うこのお店は、
北海道「美唄やきとり」の老舗。
鶏もつを塩焼きにする「美唄」風、
ビールと伴に、酔いおやつとなりました~。

そして、続いても岩見沢の銘店?と思いきや、
タクシーで降り立ったのは「市川燻製屋本舗」さん。
お仕事中にも関わらず、快く見学させていただき、
試作中の燻製などを遠慮もそこそこに味見させてもらいました!

素材を活かしたやさしい味と、
「スモークピーナッツ」と「豆腐&チーズ燻」といった、
アイデア溢れる燻製の数々!
旅の出会いは人のみならず、酒肴との出会いもまた嬉し、です。

すでに酔いがまわれども、陽が暮れたのでまだ呑みます。
札幌に戻って、北24条。久しぶりの「とりきん」さんへ!
日本酒も豊富で、北の呑助さんご用達の銘店。
こちらの「室蘭やきとり」は、
豚肉、たまねぎ、洋がらしの三拍子。
もろはく」さん。
札幌のみならず、全国的に有名な日本酒のお店、
とはお聞きしていましたが、
とっても素敵な雰囲気とマスターのお人柄に、納得の夢心地。
「BAR」という、少し危うげな空間の魅力を漂わせた店内。
夜に酔うとはこういうことなんですね。

訪れる度に、好きなお店がまたひとつ。
北国の美味を巡る旅は、尽きることがありませんね。

3件のコメント

  1. しかしよく食べましたね~、楽しんでいただけたようでこちらも嬉しいです。
    今回行けなかったお店は…次回行くことにしましょう。笑

  2. まだまだここには書けなかった食事もいっぱいありますよー。
    やはり3日間では楽しめきれませんね。
    次回もとっても楽しみにしておりますよ〜。

  3. >むーさま

    むーさんのおかげで、うれしいご縁や好きなお店が
    どんどん増えてきています!
    いつも、美味ナビをありがとうございますー。

    今回は、笑顔が素敵な若大将のお店に伺えなかったことが、
    心残りであります・・・。

    ちなみに、ジンギスカンとあいちゅくりーむと温泉も
    無事に堪能できました!
    北国の景色もひとつのご馳走ですね。

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