今日は、ちょっとした節目の日を迎えました。
私たちが窯を焚く際には、こうやって毎回グラフをつけるのですが、
なんと、通算500回目の窯を焚き終えたのです。
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初めての窯焚きが2006年の4月18日。
本日までの2034日間で500回の窯焚き。
約4日に一度焚いていたのですね〜。
「今宵堂」という小さな酒器工房は、
2006年の春、私たち夫婦の結婚と同時にスタートしました。
「新婚旅行の代わりだよね」と、
ワクワクと手に入れた小さなピカピカの窯。
こんなふうに窯屋さんのトラックにのせられて
かわいくうちにやってきました。
最初に焼いたのは、私たちの結婚の内祝いのお皿。
ずっと作り続けている「白釉ゆがみ皿」です。
早く届けたい気持が先走って、
四苦八苦しながら、なんとか焼き上げたことを覚えています。
よちよち歩きのスタートを支えて下さったみなさま、
今宵堂の酒器を楽しんで下さっているみなさま、
いろんな方のひと品が、大切な思い出になっています。
当たり前のように過ぎていく時間の中で、
この幸せな日々の仕事への感謝を
ふと、かみしめさせてもらった一日でした。
窯出しは、何度繰り返しても薄れない緊張の時。
きれいな姿を見せてくれますように・・・
と祈るような気持で蓋を開けて、
そしてまた、次の窯焚きが始まっていきます。
500回目の窯焚き、おめでとう!おめでとう!
もっと、存分に自由に,楽しく、勤しんでくださいー
吾亦紅 さん、ありがとうございます!
今宵堂の小さな酒器たちが、
たくさん旅立ってくれて、とっても幸せですっ。
大好きな賀茂川を散歩しながら、
楽しくがんばっていきますー。