桜よりもひと足早く、うれしいお知らせが舞い込んできました。
『おやつのたしなみ』展(京都)、
『ニセコの森の小さな休日』展(ニセコ)、
『ひとくちの冬』展(岡山)、
と楽しくコラボをさせていただいた
北海道・ニセコの和菓子工房「松風」の渡辺麻里さんが、
この春に、2冊目のレシピ本を出版されました。
「野菜と果物で作る からだにやさしい 和スイーツ」(大和書房)
ぎゅっと詰まったレシピの数々、
ニセコの自然を肌で感じながら生まれた甘味に、
麻里さんの暮らしの姿を思い浮べながら、
頁をめくるごとに、甘い笑みがごぼれてしまいます。
和菓子というよりも和のスイーツ、
なかなか手が届かないように思えてしまう和菓子作りを
季節の野菜や果物を使いながら、もっと身近に、
気軽にチャレンジしてみようっ!と思わせてくれる、
やさしいレシピが溢れています。
今回、今宵堂もうれしく器でご協力させていただきました。
帯に書かれた「季節を愛でる 大人のおやつをどうぞ。」という言葉は、
いつも感じる松風さんの魅力そのもののように感じます。
忙しいあの人に、やさしい味の小さな差し入れでも、
幼いこどもたちにも、ちょっぴり背伸びした甘味もいいかも、
休日の喫茶時間に、少し手間をかけてみようか・・・。
なんて、いろんな場面を想像してしまうのは、
無邪気におやつをほおばる時代を過ぎてきた、
私たち大人ならではのスイーツとの向き合い方なのかもしれません。
春のはじまりに、和のお菓子をひとくち。
「作る」も含めて味わってみても、きっと楽しいですね。