賀茂川の並木道がどんどん紅く染まっていきます。
先月27日をもちまして、福岡「とどろき酒店」さんでの展示
『酒とパンの日々』を楽しく終えました。
今回はこの秋に『のんべえ春秋3』を出版された木村衣有子さん、
『パン語辞典』を出版された林舞さんのふたりの書き手さんとともに、
酒とパンのある日々を愉しむという展示。
木村さんが愛する大衆酒場にあるような、
大量生産でありながら凛とした風合いをもつ酒器、
林さんが愛するパン、そして肴にも合うようなサイズ感のお皿。
そういう器たちを今回は並べてみました。
そしてお二人の本の素敵なフレーズを
小さな「おちょっこ」たちがつぶやき、
器を眺めながら「読む」展示と相成りました。
木村衣有子さんとの「ほろ酔いトーク」では、
一杯いただきながらゆるゆると。
ご参加のみなさんの酒器を見せていただいたり、
木村さんの晩酌感のお話も楽しかったです。
そして土日には「満月ワインバー」を開催し、
会場は立ち呑みバーとなりました。
この日のために特別に、京都「さざなみベーカリー」さんと
北九州「いちかわ製パン店」さんがご用意してくださった
「ワインやお酒に合う肴(あて)パン」。
心こめ手をこね作られたパンとお酒を、
P箱に座って気持ちよさそうにつまむみなさんの
笑顔とお代わりの数に満たされたひとときでした。
今回、会場では器とともに、
京都での私たちの生活の空気を少しでも
感じてもらえたらと、とどろき酒店さん撮影の、
「今宵堂の日々」のムービーが流れていました。
うちの近所の「パン・肴調達MAP」もご用意。
自転車で大体5分以内の日常のお店、
特別でなくても近くのお店を巡る嬉しさは、
どんな街にもきっとありますね。
お酒とパン、どちらも私たちの暮らしの中にあるとても身近な嗜好品。
何気なく味わうのも、特別においしいものを探すのも自由。
酒屋さんや街のお店を散策しつつ、
気取ったり、気を抜いたりしながら、日々呑み喰いを愉しむというのが、
小さいけれどとっても素直な幸せなのですよね。
展示会にお越し下さったお客さま。
「日々」を愉しむというテーマをご一緒してくださった
木村衣有子さん、林舞さん。
そして本当に楽しい会場を作ってくださった
とどろき酒店のスタッフの方々にお礼を込めて・・・、
みなさま、どうぞ酔い秋を!
展示の写真は、今宵堂のfacebookページでもどうぞ。