陶芸を始めてからも、ずっと一番好きなアーティスト。
アントニオ・ガウディ。
19世紀が生んだ最も思想的な建築家。
現在、スペイン人気もあいまって、
多くの日本人がガウディの名前を知り、
その建築をブラウン管を通して目にしている。
カタルーニャが生んだ天才建築家にして、
サグラダファミリアに生涯をささげた聖人。
このカテゴリーは決して間違いではない。
しかし、ガウディを天才、聖人と言い切ってしまうことは
ガウディをはるか遠くへ追いやり、
ガウディの思想を宗教にのみ位置付けることは、
彼の長い年月にわたる信念と努力を無視することになりかねない。
天才でも聖人でもないガウディというひとりの人間の本質こそが、
ガウディ建築を紐解く鍵ある。
・・・なんてことを大学時代はひたすら考えていたのです。
でも自分がものづくりを始めて、
研究していた時とはまた違う感じ方ができるようになりました。
そしてそれは、ガウディだけにあらず。
3年間、tapaしていたスペインのおもしろさ、
そして私のお仕事、食と器のおいしい関係作りを
少しづつ紹介していきたいと思います。
Vamos a conocer el mundo que no he venido.