谷根千やねん!

関西に住む、私たち。
普段行かない東京で観光しようと、
一日かけて巡った場所がありました。
そこは、「谷根千(やねせん)」!

谷中、根津、千駄木の頭文字を取ったこの地域は、
歴史も古く、文豪も数多く暮らした土地。
今もなお、その時代の佇まいを感じさせてくれる
街並みやお店が多く残っていました。
古い建物を愛するものづくりの人々が集っている街でもあり、
どことなく、京都の街づくりに似ている気がしました。

しかし私たちにとって観光とは食べること。

朝のお目当ては「カヤバ珈琲」の「たまごサンド」。
ほんわか甘い午前の時間に浸れます。

桃林堂」さんの上野店は、
花札の絵柄のような古柳の下の趣きある建物。
「小鯛焼き」と抹茶で、江戸の静けさを。

ランチは、酒呑みの間で名を馳せる、
鰻と地酒の店 稲毛屋」さん。
お昼でしたが、おいしそうな「にこごり」には勝てません。
「生(き)もとのどぶ」という濁り酒のお燗!で昼酔い。
蒸してある関東風の鰻丼をかっ込み、江戸っ子気分です。

そして、謎の台湾デザート専門店「愛玉子(オーギョーチー)」。
どこか大阪の場末を思わせる雰囲気のお店です。
この、オーギョーチーは、不思議な食感のデザートでしたが、
なぜかメニューにお酒があるのが
気になって仕方がないのです(喫茶店なのに!)。

芋甚(いもじん)」さんでは、
名物の「アイスもなか」を買い食いです。
食べたあと、もう1コ食べたくなる味!
こんなお店が近所にほしい〜。

根津のたいやき」には、おやつタイムのせいか、
すでに人が並んでいました!
確かにしっぽの先までアンコが詰まった、
嬉しさ満点の江戸おやつ。
関西のたこ焼きも多種多様でありますが、
江戸のたい焼きもそれぞれの「味」があるようです。

肉のすずき」のメンチカツを食べながら、
谷中銀座を通り、「夕焼けだんだん」とよばれる坂で、
歩いてきた街を眺めます。
迷うように出会ったふとした路地裏、細い曲がり道。
都会の文化と古今の人々の息遣いを感じる街。
「谷根千」にて、今まで感じたことのない
東京に出あえたような気がします。
坂の上から野良猫たちと街にご挨拶。
サヨウナラ、また来ます。ほな!

3件のコメント

  1. う~ん、どれも美味しそう!

    鰻丼で昼呑み、たまりませんね~

  2. のんさん、こんにちは。
    蕎麦屋でお酒も楽しそうでしたね。

    てんぷら・おそば・うなぎ。
    日本人の食べるものはやはりお酒と合いますね。
    地の文化が垣間見えますー。

  3. のんさん、こんにちは。
    マラソン、おつかれさまでした!

    江戸の鰻は乙なものですねー。
    この日にいただいたお酒は、
    奈良の久保本家さんの燗酒でした。
    にこごりに合いますねぇ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。