七分咲きの紫陽花を抱えて、陶芸体験のお客様がやってきました。
なにはともあれ、お昼ごはん。
今日の献立は、
タコ夏サラダ
じゃがいものアリオリソース
卵とサーモンのカナッペ
鶏肉のパプリカ煮込み
先日、ソムリエに頂いたおいしい安ワインを呑みながら
一体何を作ろうか、楽しい予感に舌鼓。
「お酒でも呑みながら」という、今宵堂・陶芸体験の主旨を
またも忠実に果たしてくれました。
今回のメンバーは全員、美術と料理に心得があるということで、
私達もどんな意表をつかれるのか、楽しみにしていました。
つまり、芸術的!な作品が多いかな・・・と。
しかし、生まれてくるのは、シンプルな器ばかり。
そして、一番感心したことは、闇雲に作っていかないこと。
「これくらいの大きさの和え物鉢」
「一人、かつおのタタキ皿。」
盛りたい料理をイメージして、難しい電動ロクロも形が出るまで粘る粘る。
考えがまとまるまで、じっとタタラを見つめる。
素人とは一味違うリズムのようでした。
彼らはみんな、果てしないキャンバスに
立ち向かうように絵筆を握っていた時代があります。
ただ、あの頃と違うのは、立ち止まることの意味を知ったこと・・・でしょうか。
それはきっと、私達の器作りにも通じるように思います。
おいしい日本酒で幕を閉じた陶芸体験。
まったく装飾のない器の卵達を眺めながら、
思わず笑みがこぼれました。
また、やられましたね。
自分の料理を盛りたい器を自分で作る。
理想ですね。
>まろさん
自分の勝手の良い器をみなさん求めてますね。
みんなが作ると私達の商売は上がったりですが・・・
でも、お2人の感性が好きな人は、やっぱりお2人の作品を買うのでは?
>まろさん
頑張ります。