「なかむら」さんの升盃

祇園囃子が聴こえる中、
夏の日差しの鴨川をくぐり抜けて、
祇園縄手筋にオープン準備中の
日本酒とワインと炭火焼「なかむら」さんにお邪魔してきました。

店主のなかむらさんとはお会いして、約一年。
京都の焼鳥の銘店「うずらや」さんで修業されて、
この七夕に新たなスタートを切られることになりました。
大好きな日本酒とワイン、
そして、日本各地の美味を炙った炭火焼。
※ 写真をクリックすると、大きい写真が表示されます。

オープン前の店内は、まもなく訪れる祭りを予感して、
ひととき、静かな空気が流れていました。

お店の中央の不思議な小部屋は、日本酒とワインの眠るセラー。
ちらりと見せる小窓からは、彼の集める宝物が見えました。
日本酒は、「鍋島」「仙禽」「不老泉」「竹鶴」・・・。
もちろんワインも。

シンプルに整った空間に佇む、「なかむら」さんの姿。
いつもやさしい物腰で、ゆるりと語る彼と話していると、
「食」についての、様々な知識も勉強になりますが、
何よりも、「食べること」を素直に楽しむ姿に、
いつも、大事なことを教えてもらった気持ちになるのです。

そんな彼と一緒に作った、
お酒を呑む刻をちょっと楽しくする酒器、
「市松升盃(いちまつますはい)」。
「なかむら」さんの紅いマホガニーのカウンターに
ちょこんと馴染みました。

入り口の小舞台では、
月代わりの今宵堂の酒器が季節を演じます。
今月は「笹」をそっと八勺徳利が受けております。
「ささ」とはまた「酒」のこと。七夕の「笹」とかけてみました。

ちょっとポップな升盃のように、楽しくゆるりと祇園の夜を。
私たちも楽しみなお店のオープンです。
今年の七夕は、鴨川を渡りましょう。

日本酒とワインと炭火焼「なかむら」

〒605-0086
京都市東山区縄手通新橋下ル弁財天町13番地1
祇園ホワイトビル2F
※ 地図はこちら
 「ホワイトビル」とかかれた看板のビルの奥のエレベーターで2Fヘ
電話 / 075-531-5865
営業時間 / 18:00 〜 27:00頃
定休日 / 月曜
※ カウンターのみの小さなお店ですので、お電話での予約がおすすめです。

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