祝いの時

今年も残すところ、あとわずか。
色々な人にとって、
大変なこともたくさんあったけれども、
嬉しいこともたくさんあった年だと思います。

先日、私たちの友人二組が結婚を迎え、
その目出度い門出に、
大切なお祝いの品を嬉しく作らせていただきました。

お祝いの器作りは、いつもちょっと緊張します。
やっぱり、一緒になるふたりのことを思いながら
轆轤をまわすので、ちょっとしみじみとした静かな時間。

初めてパートナーを紹介してもらってから、
会う度に幸せそうな表情になっていった彼ら。
仲間と遊ぶのが大好きで、仲間を大事にしていて、
いつもたくさんの人に囲まれていた彼ら。

「ひとりの大切なひと」と
寄り添って生きていくことを決めた彼らの晴れやかな笑顔と、
決意を感じる眼差しを素敵に感じながら、
器を焼き上げました。

二組とも、お祝いに駆けつけたみなさんの前で、
「今、幸せです!」という言葉を堂々と宣言し、
なんだかこちらまでがんばっていこう!という
気にさせてくれました。

大切な幸せのセレモニーに、
器という小さな形で参加させていただけたことは、
私たち作り手の大きな幸せです。
こちらこそ感謝の気持ちを込めて、
そしてあらためて、おめでとう!


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