若いふたりに祝杯を。
先日のお客様は、結婚を来春に控えた未来の建築家夫婦。
彼は一級建築士を目指して勉学に励み、彼女は絵描きとして腕を磨いています。
ちなみに彼女には、今宵堂の絵付師としてもお世話になっております。
話の途中で、彼がとても素敵なものを見せてくれました。
彼らの新居の改装設計図。
「僕の初仕事です。」
と言った時の、少しはにかんだ、まっすぐな眼差しに強い気持ちが伝わってきました。
夢を叶えようと動く時、ひとりよりも、ふたりで始めよう。
誠実で努力家のふたりだからこそできた、決断だと思います。
車で来られたので、残念ながら祝杯は挙げれませんでしたが、
静かなお昼をご一緒しました。
アスパラガスの胡麻和え
蛸の酢の物
オクラのとろろかけ豆腐
秋刀魚の味醂干しとトマト和え
鮭の和風ポトフ
たたきキュウリの彩り漬け
鶏のつくね汁
帆立ごはん
写真は、オクラのとろろかけ豆腐(白釉ゆがみ小鉢に盛りました)
愛読書「禅寺のおばんざい」東林院・西川玄房/女子栄養大学出版部
よりアレンジした一品です。
茹でたオクラを半分に切り、種をとってみじん切りにし、すり潰します。
これをすり下ろした長いもに混ぜて、少し醤油を加えます。
豆腐は好みの大きさに切って、昆布出汁に醤油、酒、砂糖を加え、すが入るまで煮ます。
豆腐を器に盛り、とろろをかけたら出来上がり。
胡麻と梅を和えたものを加えてもおいしいですね。
手軽にできるtapasも大好きですが、きちんとだしをとる和食も気持ちのいいものです。
お豆腐にじんわりと味が染み込むように、器も使い込まれる度に色が深くなります。
彼と彼女の家作りもきっと長い旅になるのでしょうね。
住まいも器も息づくように育つもの。
ふたりの穏やかな佇まいの向こうに
まだ見ぬ家の輪郭が、ほんのりと浮かんだような気がしました。
とても美味しそう!
和食は手間がかかるけど、なにか心落ち着きます。
私も禅寺のおばんざい四季の禅、西川玄房著をいつも手元においてます。
やっぱりふたりで力を合わせると
×2じゃなくて、その何倍にもなるはずです。
夢は違えど志は同じですよね。
Rieさんご夫妻も、そして僕たちも。
和食もさらりとこなしてしまう。
本当に脱帽です。
オクラのとろろかけ豆腐
↓
器とよく合っていますね。
>吾亦紅さん
季節の息吹を四季折々のお野菜から感じます。
豊かな野菜便にいつも感謝しています。
この前いただいた「ごちそうものがたり」カハラ・森義文
も愛読しています。器と料理の見事な調和が素敵ですね。
楽しい展示のご紹介(今宵堂はありませんが!)
四季の味「食卓を彩る器展」
●10月3日(火)まで
am.10:00〜pm.20:00 *最終日は17:00閉場
●高島屋京都店 6階特選工芸ギャラリー
器と料理の雑誌「四季の味」で使われている食器を
実際に手に取って見ていただけます。
夫の師匠、上原治夫さんの器も展示しております。
近郊にお住まいの皆様、ご覧いただけますと幸いです。
>shigeさん
本当ですね。
パートナーの力って偉大だなあ、と実感します。
shigeさんご夫婦も、日々の生活の中で、大きな夢を
育てておられる気がします。
和食は味付けが難しいですね〜。私はまだまだです。
でも、和食で育ったこともあって、食べるとほっとします。
shigeさんはお上手そうですね〜教えていただきたいです!
>まろさん
ありがとうございます。
いつもの白釉ゆがみ皿の小鉢バージョンです。
おつゆたっぷりのお料理に最適です。
これもお客様のオーダーで生まれたのですよ。
京都は本当にお豆腐がおいしい街ですね。
スーパーのお豆腐売り場でさえも、その気合いを感じます。
家の近所では、「堤食品」という豆腐店が人気です。
*お客様へ
今宵堂の「白釉ゆがみ」シリーズについて
高台(器の裏の底の部分)や白い素地に色が着いてきた、
との声をいただきました。これはこの白釉の特徴であります。
和食器は使ううちに、こういった色と味が出てくるものですが、
気になられる方もおられると思います。
お手数ですが、水で薄めたキッチンハイターに一日漬けて
いただけますと、かなり元の白色に戻ります。
もし、気になられる点がありましたら、遠慮なくお問い合わせ下さい。
でしょ!
スーパーのお豆腐売り場のお豆腐でも美味しい。
だから●前豆腐があまり売れない。
↓
コストパフォーマンスが悪いから。
>まろさん
そうですね〜お豆腐に話題性はいらないかな、と思います。
●前豆腐は私は食べたことないのですが・・・。
それにほぼ毎日食べるので、あまり高いと困ります!
本当にお豆腐と漬物は京都の名産品ですよね。
うれしいです。