「缶つま晩酌暦帖」

パカっと開けて、そのまま酒卓へ。
おつまみのための缶詰、「缶つま」。

「広島県産かき燻製油漬け」
「有明産赤貝どて煮風山椒入り」
「鹿児島県産赤鶏さつま炭火焼」

などなど魅力的なお酒の供に特化した、
まさに吞兵衛のための缶詰です。

実は、素材と製法にとことんこだわったこの缶詰、
水産物なら、水揚げからの時間をなるべく短縮するべく、
工場のおばちゃんたちの手作業で作られています。

銀座「ROCK FISH」のバーテンダー・間口さん監修のものや、
時には1缶数千円もする高級おつまみなど、
バラエティに富んだラインアップ。

大人の遊び場と題された「缶つま倶楽部」のサイトでは、
「缶つまジャズナイト」「K取部長酒場放浪記」など、
ユーモアに溢れた楽しい缶つまワールドが広がっています。

「たかが缶詰、されど缶詰」
本当に「呑む」ことを愛する開発営業部のみなさんが、
とっても楽しそうに情熱を詰め込んだ商品なのです。

今回、この「缶つま」さんの販促本
缶つまBOOKシリーズの「缶つま晩酌暦帖」を、
今宵堂も一緒に作らせていただきました。

料理のスタイリングやコラムも含めた文章まで、
自由に楽しく作らせてもらったこの本。

京都の四季の移ろいを感じながら、
今宵はどんな晩酌を楽しもうか?
季節の食材を「缶つま」に添え、
そこに合わせるお酒のセレクトもまた楽しむ。
美味しい料理のレシピ本ではなく、
ささやかな日々の酒卓を綴った一冊です。

また、クリスマスやお正月といった
季節の祝い事と同じように、
「おうち花見酒」「送り火」「こたつ酒」など、
家庭の中の小さな出来事を盛り込みました。

仕事や子育て、日々に追われる中での晩酌は、
身の丈に合ったささやかな幸せ。
でも、ちょっとしたその家庭の小さな出来事が、
一年の節目を感じながら暮らすスパイスとなるかもしれません。
それを酒卓の上で小さな物語として夢想するのも
「晩酌」という行為の醍醐味ではないでしょうか。

京の名所外呑みコラムや酒器についてのあれこれ。
そして、大宮エリーさん木村衣有子さん
倉嶋紀和子さんあおい有紀さんによる
晩酌エッセイも吞兵衛の心をくすぐります。

この「缶つま晩酌帖」の制作を通して、
この缶詰がひとつの企業の看板商品として
ヒットした理由がしみじみと分かりました。

仕事とは、情熱と工夫。そして、楽しむこと。
それは、しっかりと美味しさとなって、
ひと缶の中に詰まってます。
楽しみながら作らせていただいたこの本も、
巷の吞兵衛さんたちに
美味しくつまんでいただけますように。

※『缶つま晩酌暦帖』はK&K・国分グループさんの
「缶つま」関連のイベント等で配布される冊子です。
配送の方には対応できませんが、
今宵堂の工房の方でも配布しております。

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