春の夜に、一服

まだ肌寒い春の夜、
今宵堂の二階の四畳半で、
小さなお茶会がひらかれました。

夜ごはんの後、
「一服点てますので、みんなで楽しみましょう。」
お客様からのうれしいご提案でした。

紅茶ポットを鉄瓶に、
杯洗を建水に見立てて、
お茶碗は・・・やきもの屋なのでなんとか!
お土産の春爛漫なお干菓子と金平糖に
心が浮き立ちます。

夜の隙間のようなひとときに、
ゆっくりとお茶をいただく。
お道具も作法もお気軽に。
でも、きちんと並んで、姿勢をすっと正してみると
一服のお茶が、こんなにも美味しい。

幸せな夜でした。

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2件のコメント

  1. 素敵ですね!
    美味しくいただく事が茶の心ですね。

  2. >吾亦紅さん

    お客様が運んで来て下さる幸せが、心に沁みました。
    京都には、若い茶人さんが多いですね。

    美味しい遊びをどんどんしたいなーと思います!

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