十勝うまうま旅新聞

仕事と宴にかまけて、
あれよあれよと2016年を迎えましたが、
日記は徒然なるままに。
作年の北海道旅を思い出す新年です。

仕事にかこつけた長旅を後押ししてくれたのは、
楽しい吞兵衛一家「ヤムヤム旅新聞」のみなさんでした。
十勝・中札内にひょいっと移住してしまった四人家族、
学さんとえりなさん、そしてののちゃんとだいちゃん。
編集&デザインという仕事ゆえ、
いろいろな土地を旅するように暮らす中で彼らが足を留めた「十勝」。
なるほど、素敵な魅力がたくさん詰まった土地でした。

四泊五日の居候、ウェルカム宴会は、
広々としたお庭でのジンギスカン。
各家庭でご贔屓の肉があるのは流石です。
長女・ののちゃんにちびっこの世話を押し付けて、
朝採りの枝豆をつまんで、サッポロクラシックで乾杯。

おうちで振る舞ってくれた、地元の旬の野菜。
ほくほくのジャガイモ、もぎたてのトウキビも
朝の食卓でピカピカと輝いていました。

そして北海道の酒場には必ずあるという
「ラーメンサラダ」も初体験!
今回食べたかったもののひとつ、
夢が叶いました!

中札内の道の駅の鶏の揚げ串「こにく」は、
一本50円でビールがえんえんと呑めそうな旨さ。
行儀悪く歯で串からぐいーっと引っ張る姿もまた趣あり。

更別村の森にぽつんと素敵な木のおうちは、
野菜中心の和食をいただける「かっこう料理店」さん。
丁寧な仕事が、おいしさに繋がることをしみじみと感じたお昼ご飯。

色も鮮やかな旬の野菜をゆっくりいただけたのは、
奇跡の昼寝をしてくれた娘のおかげでもありましたが、
そのお料理のコストパフォーマンスの凄さに、
自分たちの仕事の襟を正されました。
「幸せを提供する」ってこういうことなんだなあ・・・と。

8000平方メートルの広々とした敷地の中にある
満寿屋商店」さんでは、お庭の芝生で仲良くパンピクニック。
十勝産の小麦にチーズ、大きな口でほおばると、
この土地の味がじーんと沁みてきます。
「十勝に産まれ、十勝に育ち、十勝を愛する」
この言葉が、そのままパンの形になっているのでしょうね。

念願の牧場体験では、娘も乳しぼりに挑戦。
ちょっと前まで乳を吸っていたのにね・・・。
なかなかの腕前、京都で発揮する機会はないけれど、
大好きな牛乳のルーツを味わえて、モウ満足でしょう。

ヤムヤムたちのお友達、こちらも素敵な十勝の二瓶家では、
十勝のチェーン銘店「鳥せい」さんのからあげてんこ盛り宴会。
子連れ宴会の先輩たちに学ぶことたくさんの楽しい夜でした!

旅半ばの出会いは、とっておきのお土産になります。
みんなの子どもたちが通う保育園の運動会にも参加して、
中札内ののびやかな子育て風景をホレボレと眺めました。
圧巻の縦割りリレー、冬の雪道で鍛えられた子どもたちは強い!

そして、中札内といえば、あの六花亭
六花の森」や「中札内美術村」。
自然と人間の手の両方を感じる素晴らしい空間、
「お菓子は大地の恵みです」という言葉に頷き、
ひとつの会社としての豊かさに憧れます。
木漏れ陽の中のレストラン「ポロシリ」さんでの
ランチワインは至福のひとときでした。

こちらも初体験の「ばんえい競馬」は、
間近で馬の姿を見る興奮の夕暮れ。
なんと観客が並走できるのです。
馬券を握りしめて、ガンバレ!と叫びながら走る
人間の姿もまた面白い光景でした。

名残惜しくも、十勝最後の晩餐は、
花咲ガニをどーんと並べた真っ赤な酒卓。
ヤムヤム家のみなさま、
本当にステキなおもてなしをありがとうございました!

十勝の〆は「レストハウスかしわ」さんの豚丼でバイバイ。
お別れした後の娘のさみしさに、もらい泣きでした。
京都でもずーっと忘れない友達、
「ののちゃんとだいちゃん」の名前を呼び続けています。

まだまだここにも書ききれないほどの思い出。
ひとつの土地の楽しさを探すことは、
そこに暮らす楽しみでもありますね。
自分たちの街ももっと楽しもうと誓った十勝滞在、
思い出もお腹もパンパンです!

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