パカパカトコトコまいります!

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おめでたく始まった年初めも、早くも次の月へ。
寒い寒いと呟きながらも、
ふわりと漂う春の空気がうれしいですね。

三人組の今宵堂は、風邪も引かず
仕事に散歩に晩酌に、元気に励んでおります。

今年の展示初めは、
3月12日(水)~24日(月)の間、
京都・三条烏丸「椿ラボ京都」さんにて。
日々の楽しみ「晩酌」のための器を、
今回はちょっとまじめに、
でも、かわいくお届けしたいと思います。

夏の展示は、大好きな静岡で。
とっても穏やかな港町・用宗の「ギャラリー文夢」さんにて、
8月1日(金)~7日(木)でございます~。
海の幸と浜辺遊び・・・、私たちも今から旅が楽しみです!

また、もろもろのイベントのご案内は、
日々更新中の「今宵堂 facebookページ」にて
ご案内させていただいておりますので、
お酒でも呑みながらちらりと覗いてみてくださいませ〜。

それでは、遅ればせながら、呑助のみなさま、
今年も酔いお付き合いをどうぞよろしくお願いいたしますっ。

酒もパンも天高く薫る

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賀茂川の並木道がどんどん紅く染まっていきます。
先月27日をもちまして、福岡「とどろき酒店」さんでの展示
『酒とパンの日々』を楽しく終えました。
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今回はこの秋に『のんべえ春秋3』を出版された木村衣有子さん、
パン語辞典』を出版された林舞さんのふたりの書き手さんとともに、
酒とパンのある日々を愉しむという展示。
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木村さんが愛する大衆酒場にあるような、
大量生産でありながら凛とした風合いをもつ酒器、
林さんが愛するパン、そして肴にも合うようなサイズ感のお皿。
そういう器たちを今回は並べてみました。
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そしてお二人の本の素敵なフレーズを
小さな「おちょっこ」たちがつぶやき、
器を眺めながら「読む」展示と相成りました。
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木村衣有子さんとの「ほろ酔いトーク」では、
一杯いただきながらゆるゆると。
ご参加のみなさんの酒器を見せていただいたり、
木村さんの晩酌感のお話も楽しかったです。
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そして土日には「満月ワインバー」を開催し、
会場は立ち呑みバーとなりました。
この日のために特別に、京都「さざなみベーカリー」さんと
北九州「いちかわ製パン店」さんがご用意してくださった
「ワインやお酒に合う肴(あて)パン」。
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心こめ手をこね作られたパンとお酒を、
P箱に座って気持ちよさそうにつまむみなさんの
笑顔とお代わりの数に満たされたひとときでした。
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今回、会場では器とともに、
京都での私たちの生活の空気を少しでも
感じてもらえたらと、とどろき酒店さん撮影の、
「今宵堂の日々」のムービーが流れていました。
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うちの近所の「パン・肴調達MAP」もご用意。
自転車で大体5分以内の日常のお店、
特別でなくても近くのお店を巡る嬉しさは、
どんな街にもきっとありますね。
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お酒とパン、どちらも私たちの暮らしの中にあるとても身近な嗜好品。
何気なく味わうのも、特別においしいものを探すのも自由。
酒屋さんや街のお店を散策しつつ、
気取ったり、気を抜いたりしながら、日々呑み喰いを愉しむというのが、
小さいけれどとっても素直な幸せなのですよね。
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展示会にお越し下さったお客さま。
「日々」を愉しむというテーマをご一緒してくださった
木村衣有子さん、林舞さん。
そして本当に楽しい会場を作ってくださった
とどろき酒店のスタッフの方々にお礼を込めて・・・、
みなさま、どうぞ酔い秋を!

展示の写真は、今宵堂のfacebookページでもどうぞ。

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『のんべえ春秋3』とほろ酔いトーク

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随筆家・木村衣有子さんによる、
お酒にまつわるリトルプレス『のんべえ春秋』。

『のんべえ春秋』は、
のんべえによるのんべえのための小さな本です。
よった上での武勇伝を競うわけでもなく、
たしなむ程度と腰が引けても居ない、
ちょうどいい塩梅を目指しています。
(『のんべえ春秋』より)

酒器にまつわる話や呑みにでかけたくなる酒場小説など、
うれしい読む肴が詰まった一冊。
この十月に発売される『のんべえ春秋3』では、
今宵堂の特集をしてくださっておりますー。
表紙は、注ぎこぼしをするための酒杯と小皿のセット
ラブ・イズ・オーバー」。

そして、福岡展『酒とパンの日々』の会場、
とどろき酒店さん店内にて、10/20(日)に
木村衣有子さんと一緒にトークイベントを開催いたします。
ご愛用のおちょこを持ちより、楽しく酔いひとときをどうぞ。

今宵堂 × 木村衣有子「ほろ酔いトーク」

2013年 10月20日(日)14:00 ~ 15:00 その後も呑みながら・・・
参加費 / 1,500円(お酒1杯付)
定員 / 15名
お申込み / とどろき酒店までお電話(092-571-6304)またはメールにて
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また、10/19(土)には、
福岡の素敵な本屋さん「ブックスキューブリック」さんでも
木村さんのトークショーが開催されます(詳細はこちら)!

もひとつ、私たちが木村衣有子さんを知ったきっかけは、
十年以上前に読んだ『京都カフェ案内』(平凡社)
という一冊の本でした。
その続編である『京都の喫茶店』(平凡社)
まもなく刊行されます。
またあの時のように、この本を読んで
京都の喫茶店を再び巡ろうと思いを募らせています。

この秋は酔む季節となりそうですー。

酒器今宵堂 個展『酒とパンの日々』

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ゆるりゆるりと深まる秋。
鰯雲を眺めていたら、お腹がグーとひと鳴り。
美味しい時間をひとしお大切にしたい、
秋はそんな喰い気が募る季節ですね。

酒の月・十月、今回初めて「酒屋」さんにて
展示をさせていただくことになりました。
会場となる福岡の「とどろき酒店」さんは、
美味しいお酒とワインが揃い、そしていつもちょっと
面白いイベントを仕掛ける楽しい酒屋さんです。

今回のお題は、「酒」と「パン」。
私たちが日々、こよなく愛するこの旨きものは、
一見、別の時間にあるように思いつつも、
仲良くおいしい音色を響かせてくれます。
旬の肴もよいけれど、
時には香ばしく焼けたパンのひとつまみなんてのも乙なもの。

そして、とっておきのイベントデーもご用意いたしました。
この秋に『のんべえ春秋3』を出版される木村衣有子さん、
『パン語辞典』を出版される林舞さんのふたりの書き手さんとご一緒に、
トークイベントや、パンを肴にちょい呑み時間をどうぞ。
イベントの詳細はこちら!

本を片手に、酒とパン。
秋上がりの酒卓を福岡へお届けしたいと思います。
 

酒器今宵堂 個展 『酒とパンの日々』

2013年 10月19日(土)~ 27日(日)
    10:00 ~ 19:00(日曜は18:00まで・21日は店休日)

会場 / とどろき酒店  福岡市博多区三筑2-2-31

電話 / 092-571-6304

※ こちらからDMをご覧になれます。
※ 詳細や会場へのアクセス等はとどろき酒店さんのblogでもどうぞ。
※ 今宵堂は19日(土)・20日(日)に会場に在所いたします。

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真夏の『日本酒オールスター燗謝祭』!

猛暑炎暑と騒ぐなかれ、祭りの熱さにくらべれば。
こんな気温絶高潮の夏のさなか、
今年も『日本酒オールスター燗謝祭』が開催されました!

今年は、
山陰東郷(鳥取)・十旭日(島根)・睡龍(奈良)
竹鶴(広島)・日置桜(鳥取)・辨天娘(鳥取)
と、燗と言えばの垂涎蔵揃い。

旨き肴を携えた飲食店さんも、
いぶしぎん(広島)・京都捏製作所(京都)・蔵朱(大阪)
粉家こん吉堂(島根)・魚とお酒ごとし(京都)
魚の匠あさきぬ(京都)・日本酒とワインと炭火焼なかむら(京都)
と、パワーアップした第2回目の祭りとなりました!

参加蔵元さんも飲食店さんも増えれば、呑兵衛さんも大集合。
お燗のやさしい酔いにふわりと夢見心地の赤ら顔さんたち。
みなさんの手元では、今宵堂の燗酒杯が揺れ・・・、
こんな光景を眺められるとは、燗喜の思いでございますー。

お燗好きさんだけでなく、美味しそうなイベントに心魅かれて
お越し下さったお客さまも多々いらっしゃり、
またひとつ、日本酒の楽しみ方を発見してくださったという声も。
「日本酒を好きになると、いずれは出会う酒の種類」と、
「十旭日」の蔵元・えりこさんが呟いていらっしゃったのが印象的でした。
そんな言葉に惹かれて私たちも、
「十旭日」と「こん吉堂」さんの角煮で、出雲合わせを一献。

熱い一日は夢のごとし。
遠いところからもご参加の呑兵衛のみなさま、
そして熱いお祭りのスタッフのみなさま、
どうもありがとうございました〜!

夏の盛りを終えて、ゆっくりと季節は進みますね。
熱さは、暖かさ、優しさへと。
お燗がまた恋しくなります。



馬コよ、また会いましょう

文月迎えて梅雨入り本番、暑い夏もすぐそこですね。
初夏の東北に思いを戻して、
盛岡展・今宵堂の酒器展『ちょこちょこ馬コ』は、
パカパカと楽しく終了いたしました。

きらきら光る中津川のほとり。会場の「ひめくり」さんには、
気持ちいい初夏の風と陽射しが訪れていました。

「馬」がテーマの酒器展ということで、
みなさま、?マークを浮かべながらのご来訪でしたが、
古来より人と交わる歴史の深いお馬さんは、
笑いあり悲哀ありのネタに尽きないモチーフであること、
作りながら、お客さまと話しながら、しみじみと感じました。

チャグチャグ馬コ」のお祭りにちなんで、
芝の上に並べてみたのは、栗毛色の馬上杯。
手綱は側の「おちょっコ」たちがひきます。

燗徳利を橙々と緑釉で作れば、
鼻先に吊るされる「人参徳利」。

馬上杯の持ち手の部分まで深く空いた穴のおかげで
たっぷり酒が入る「ディープインパクト」。

ハートの先に口付けて、呷るように呑み干せば、
そこ(底)に見える己の姿「バカップル杯」。

小さな肴を盛る、パン型のお皿の名前は、
ちょっとふざけて「皿bread」。

と駄洒落た酒器を並べました。
あ、「駄」という字にも「馬」がちゃんといるのですね。

そして、盛岡でのフライデーナイトは、
随筆家・木村衣有子さんとのトークイベント。
酒屋の「きぶね」さんにて、
美味しいお酒と「小森」さんのお料理にも酔いました。

お酒を呑みつつ、木村さんにナビゲートされながら、
私たちもドキドキのトークでしたが、
参加者のみなさんの酔いがまわっていくに連れ、
ほっと和やかに楽しくお話しさせていただきました。
このイベントの模様は、
9月発売予定の木村さんの『のんべえ春秋』最新号にてどうぞ!

旅のさなかは、街並や人との出会いですね。
小さなラーメン屋さんや喫茶店、パン屋さんに大衆酒場。
街の穏やかな雰囲気にゆったりとした気分になりながらも、
様々なセンスに実はハッとさせられたひとときでした。
盛岡という街も、とても深い。
自分たちの酒器屋という仕事に対して、なんだか、
本当にいいものを作っていきたいなと気持ちを新たにしたのでした。

お世話になったみなさま、
お近くからも遠くからも「ひめくり」さんを訪れて下さった方々、
子連れの酒器屋を温かく迎えて下さってありがとうございました。
またいつか、お会いできるのを楽しみにしております。

展示の写真は、今宵堂のfacebookページでもどうぞ。



木村衣有子 × 今宵堂 『ちょこちょこ話』

爽やかな風にかこつけて、杯もすすむ晩酌刻、
幾度か訪れた東北の風を懐かしく思い出しています。

今回、盛岡での酒器展『ちょこちょこ馬コ』に合わせて、
お酒と肴付きの美味しいトークイベントを
開催させていただくことになりました〜。

一緒にお話させていただくのは、
お酒にまつわるリトルプレス『のんべえ春秋』などを
発行されている随筆家の木村衣有子さん

お酒の味のあれこれだけでなく、
その時間にに含まれる諸々を通して、
「呑む」ということを読ませてくれる木村さんの文。
綴られた言葉たちを目で追ううちに、
いつも「呑むっていいなぁ」「今日、呑もうか」と思っちゃうのです。

そんな木村さんと今宵堂が、みなさんとお酒と肴を
ちょいちょいやりながら、ゆるりと酔いお話のひとときを。

会場の「吟の酒 きぶね」さんがおすすめする旨いお酒と、
やさい料理とお茶・小森 komori」さんの美味しいお料理も
とても楽しみですっ。

お申し込みは「shop+space ひめくり」さんへ、
どうぞよろしくお願いいたします〜。
初夏の酔い宵をみなさまとご一緒に!
 

木村衣有子 × 今宵堂 『ちょこちょこ話』

2013年6月7日(金)19時15分~受付 / 19時30分スタート(約2時間)
会場 / 良酒専門店 吟の酒 きぶね
    盛岡市本宮 1-7-22(電話/019-681-4330)
参加費 / 3000円(お酒と肴付き)
定員 / 15名
お申込み / shop+space ひめくり(019-681-7475)
※ 〆切は6月2日(日)です。

今宵堂の酒器展『ちょこちょこ馬コ』

のびる青葉とともに、一気に夏がやってきたような暑さですね。

今宵堂の初夏の展示旅は、みちのく・盛岡に参ります!
古い町家が並ぶ街並や、
街中に流れ親しまれている中津川など、
私たちの住む京都にも似たような空気を感じる大好きな街です。

今回展示させていただくのは、その中津川沿いにある
ギャラリー&ショップ「ひめくり」さん。
こちらは、盛岡の情報誌「てくり」さんが
プロデュースをされているお店なのです。

私たちは、実はこの「てくり」という情報誌を
京都の「恵文社一乗寺店」さんで見つけ、
盛岡という街に暮らす人々の、
小さな日々の物語が綴られている内容にとっても感動しました。

街を眺める時、目新しいことも楽しいものですが、
そこに暮らす人々の、実はとっても素敵な日常が、
街を好きになる「情報」でもあるのですね。

その盛岡という土地にて、
今回は、「馬」をテーマに酒器を並べます。
岩手は昔から名馬の産地であり、
農耕も牧畜も盛んな土地柄、
愛馬精神のとっても強い地域でもあります。

毎年6月に開催される「チャグチャグ馬コ」というお祭りは、
滝沢村から盛岡八幡宮まで、お馬さんたちが、
鈴の音を鳴らして練り歩く、なんとも艶やかな愛馬の祭り。

そんなお祭りにあやかって、
ウマい酒をチャプチャプ呑みたくなるような「おちょこ」たちを
楽しく並べたいと思います。
題して、今宵堂の酒器展 『ちょこちょこ馬コ』。

赤子を連れた小さな酒器屋の旅、
みちのくの初夏の風に心地よく吹かれてまいりたいと思います。
お近くのみなさま、どうぞお気軽にちょこっと覗いてみてくださいませ。
 

今宵堂の酒器展『ちょこちょこ馬コ』

2013年 6月7日(金)~ 12日(水)
    10:30 ~ 19:00(7日は18:00まで・12日は16:00まで)

会場 / shop+space ひめくり

    盛岡市紺屋町4-8(深沢紅子 野の花美術館となり)

電話 / 019-681-7475

※ こちらからDMをご覧になれます。

「みちこの酒」

キラキラと輝く新緑、出会いもたくさん芽吹く季節ですね。
今宵堂も、ご結婚の引出物に贈りものなど、
とっても幸せなご注文をうれしくいただく機会が多くあります。

つい先月は、酒屋の娘さんの引出物を承りました。

京都の呑助さんのご用達、
この春で110周年を迎えられた
西陣の「鵜飼商店」さんの倫子(みちこ)さんは、
かわいい細腕ながらも酒屋の四代目として、
美味しいお酒をおすすめしてくれる看板娘。

倫子さんと旦那さまが選んで下さったのは、小振りの蕎麦猪口。
こちらは、お酒なら半合の頃合いの器。
お酒だけでなく、お茶にもおかずにもデザートにも、
酒器以外の使い道にも配慮された、お二人の思いが込められています。
ずっと「そば」にいてほしい、なんてアツアツな願いも込めて。

そして、この目出たい門出に合わせて、
倫子さんが酒造りの修行を経験された、
伊賀の「森喜酒造場」さん(「るみ子の酒」の蔵元ですね)
から記念のお酒も醸されました。
その名も「みちこの酒」。

倫子さんの思いを込めて醸されたこのお酒、
彼女がかつて酒造りの現場から感じたという
「人がお酒を作る」素晴しさ、その喜びがあふれるような旨味です。

「鵜飼商店」さんといえば、毎月配達してくださる手書きのチラシ。
酒蔵訪問記やお酒についての諸々が、
街の酒屋さんの視点で丁寧に綴られています。
今回は、倫子さんらしい軽やかで面白い「みちこの酒」の物語でした。
(写真をクリックすると拡大します)

小さな透明の液体に込められた思い。
魅力的に光るそのお酒を呑みながら、
私たちも小さな幸せに酔いました。
うれしい幸せのおすそ分け、ご馳走様でした。

※「みちこの酒」は鵜飼商店さん(075-441-3885)で
「生原酒」と「火入酒」の二種類を販売されています。

牛窓の風に吹かれて

やっと新緑がひろがってきたこの頃ですが、
桜もほんのり色味を残す四月半ばに、
うきうきと岡山の「牛窓ラクフト散歩」へと参加してきました。

岡山の港町「牛窓」は、
穏やかな瀬戸内の海風が吹く心地よい街。

名産のオリーブの木を眺めながら小道を登ると、
瀬戸内の島々を眺められる丘へ。
初めての家族三人旅に、地ビールで乾杯!

エーゲ海に喩えられる海の景色が有名な牛窓ですが、
実は、古い民家の街並みがとても趣がある街。
このイベントでは、作り手たちがそんな民家の空間を
お借りして展示をするというのが面白い試みでした。

今宵堂は、元酒蔵さんの建物を使わせていただきました。
今はもうお酒造りはされておらず、静かな佇まいですが、
造りの息吹が端々に残っていたように感じる空間でした。

立派な梁にしっかりとした石造りの間。
蔵の建物は静かに酒器たちを包んでくれていました。

ご近所さんも入ってみたかったという牛窓で一番古い建物。
酒器屋として、とてもうれしい舞台でございました。

夜は、参加者のみなさんや地元の方との懇親会。
お母さんたちの地元の手料理をいただきながら地酒に酔い、
街の歴史や文化のお話を笑いながら楽しむひとときでした。
初めて訪れたのになんだか懐かしい心地になるのは、
きっとその土地の人の優しさのおかげですね。

開催日の二日間とも、まさに絶好のお散歩日和。
本当にたくさんの方が笑顔でお散歩を楽しまれていました。
とても印象に残ったことがひとつ。
お客さんが、作り手のものを楽しまれているだけでなく、
本当にいい街だねと「街を歩く」ことも楽しまれていたのです。

遠方よりご来場くださった方々に混じって、
近所のおばあちゃんたちも一緒に楽しまれているその景色。
手づくりのものが好きという方のためだけのイベントではなく、
「街」というものも含めてみんなで楽しむこの企画、
参加させていただけたこと、とてもうれしく思います!
スタッフのみなさん、本当に素敵なイベントでした!
おつかれさまでした〜。

しみじみと風土の美しさを感じた牛窓での三日間。
穏やかな気候においしい幸の数々、
しなやかな日本のもの作りは、こんな中で生れてきたのですね。
酒もまたしかり、酒器もまたしかり。
「つくる」ということがまたひとつ楽しくなりました。

子連れ酒器屋の旅は、潮風の名残とともに。