おやつの名残
気がつけばもう師走。
「おやつのたしなみ」展はおかげさまで
甘く楽しく終了いたしました。
器というものの展示会において、
私たちが一度やってみたかったこと、
それは「器に食べ物を盛った状態」で展示することでした。
今回の展示では「松風」さんのおかげで、
この夢を実現することができました。
ニセコの冬景色を映し込んだ、かわいく素敵な干菓子や生菓子たち。
今宵堂の器は、その「冬のお菓子」を包む、
暖かい白陶と橙々で構成しました。
「千鳥皿」に映る「冬曙・冬の暮」。
(写真をクリックすると、大きい写真が表示されます)

会場では、松風さんのお干菓子も販売し、予想を上回るペースで完売!
途中で追加制作していただいたにもかかわらず二日ともたず完売!
茶人さんや老舗の和菓子屋さんにお勤めの方など、
お菓子を見る目が肥えた京都の方からも
松風さんの人柄を感じるやさしい和菓子は大人気でした。

野点などで金平糖を持ち歩くのに使われる、
「振出(ふりだし)」という携帯用のお菓子入れは、
松風さんと今宵堂の合作です。
松風さんの甘くて小さな寒氷(かんごおり)の粒を、
今宵堂製の小さな豆壷に入れました。

また、会場の写真は、松風さんの旦那さま、
洋一さんが撮ってくださったもの。
アウトドアスポーツカメラマンである洋一さんの写真は、
おやつのある時間を暖かく切り取ってくれています。


今宵堂おなじみの「遊び皿」は、
「盛る」という行為に新しい概念を!というシリーズです。
今回は、ぶら下げる皿=「御八吊り皿(おやつりざら)」が登場!

塔の形をした「甘塔(あまとう)」や
橋の形をした「お八ツ橋(おやつはし)」等も、笑いを誘います。

ほんわかとした「おやつの時間」。お茶と和菓子で、
日本人ならではのスイーツタイムを嗜(たしな)むということ。
それは行為ではなく「楽しみ」。
和菓子が使われるお茶の世界も、それを盛るやきものの世界も
なんだか難しげに捉えられがちですが、
ご来場いただいた、みなさんの笑顔を見ながら
それはとても「楽しい」世界なのだと感じました。
気持ちの赴くままに、でもちょっとだけ背筋を伸ばして、
これからも「おやつの時間」を楽しく嗜んでいきたいと思います!
- 2010/12/03 コメント: 10
茶を喫する月日の色
枯らしが、じんと身に沁みる頃になってきました。
そんな季節は、温かいお茶が恋しくなりますね。
普段は酒器を作る今宵堂ですが、
「おやつのたしなみ」展では、
珍しく湯呑や急須を並べております。
ほっこりとしたおやつ時間のお供になるような、
やさしい味わいの喫茶器たち。
甘い焼き具合の器は、使う度に茶渋がしみ込んで、
だんだん自分の色に染まっていきます。
その緩やかな変化を、ゆっくりと眺めていく月日も
小さな幸せ、かもしれませんね。
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- 2010/11/28 コメント: 3
秋と冬の狭間に
霜月下旬の京都は、
街のあちこちにきれいな落葉がちらほら。
ちびっこたちが、赤や黄色の葉っぱを嬉しそうに
にぎって歩いてゆきます。
和菓子と器のコラボ「おやつのたしなみ」展の空間は、
やわらかな器の色が、紅葉の秋を。
ニセコの景色を映した和菓子は、ちょっと先の冬を。
ふたつの季節がやわらかく同居して、
季節の変わり目を演出しています。
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- 2010/11/25 コメント: 4
甘い酒器
椿ラボ京都での「おやつのたしなみ」展、
雪景色の様な白い空間に、
今宵堂の器に盛られた、
松風さんの和菓子が美しくかわいく並んでおります。
仄かな色合いの干菓子も大人気です!
そして、酒器がないはずの今回の展示に・・・
小さな小さな徳利と盃が?!
今回の展示会限定のオリジナル干菓子、
甘く小さな酒器も見つけてくださいませ!
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- 2010/11/19 コメント: 6
あたたかい冬
和菓子と器の楽しいコラボ、「おやつのたしなみ」展、
うれしく初日を迎えさせていただきました。
色々なみなさまにお越しいただき、嬉しい初日でした!
今回私たちが一緒にさせていただいている「松風」さん。
北海道・ニセコの森の中で、
麻里さんという素敵な方がやっていらっしゃる和菓子工房です。
羊蹄山の麓から湧き出る天然水、
ニセコの自然が育んだ小豆や砂糖。
その大地の恵みを活かしたいという
シンプルな気持ちで素敵な和菓子を作られています。
お菓子を作られる職人さんのことを、「菓子杜氏」とも言うようですが、
やはりお酒の杜氏さんと同じように、
自然の恵みを活かして、それを旨みに変える素敵な職人さんですね。
今回並んでいるお菓子には、
ニセコの冬の風景が映しこまれています。
それは例えば、
「晴れた日に降る雪」、「白樺の姿」、そして「雪の降る音」・・・。
そこで暮らす人ならではの微妙な感覚で切り取られた
「冬」のイメージを和菓子で表現してくださっています。
今宵堂の器の上に吹く、ニセコの冬のやさしい風 。
やわらかなお人柄から生まれた和菓子たちが
会場を「あたたかい冬」の空気で包んでくれています。
「松風」の麻里さんは11月20日(土)〜23日(火)まで
在廊してくださいます。


- 2010/11/18 コメント: 2
小さな甘い幸せ
京都の街の並木道も、ゆっくりと紅く染まってきました。
そして、ニセコの「松風」さんとご一緒させていただく、
和菓子と器のコラボ、「おやつのたしなみ」展が、
本日より始まります!
「松風」さんの和菓子と出会ったことで、
酒器作りを生業とする私たちも、
和菓子という、ほのかに甘い世界に心魅かれる様になりました。
おやつ時間は、いくつになっても、うきうきと待ち遠しいものです。
ただ、どうしても、日々の慌ただしい仕事の中で、
「おやつ」の時間は、どうしても流れていってしまいます。
子供の頃は、お母さんに手渡されるおやつが、
当たり前の様に、生活の中にありました。
しかし、大人の「おやつ」は、貴重なものだけに、とても愛おしい時間。
ほっと気を緩めて、自分への甘いご褒美。
ヤカンのお湯が沸くまでの、小さな隙間で用意ができるような、
ささやかな干菓子たちは、大人のおやつにぴったりです。
今回の展示では、今宵堂の湯呑や菓子皿と合わせて、
松風さんの、素敵な干菓子も販売しております。
お三時にも、秋の夜長のお伴にも、
小さな甘い幸せをお口にふくんでみてください。
みなさま、お時間ございましたら、
紅葉と一緒にふらりと遊びにいらしてくださいませ。
『おやつのたしなみ』
〜「松風」の和菓子と「今宵堂」の器 〜
2010年 11月17日(水)〜 29日(月)
11:00 〜 20:00 会期中は無休
※「松風」さん在廊日は20日〜23日
会場 / 椿 -tubaki labo- KYOTO
京都市中京区三条烏丸通西入ル北側御倉町79 文椿ビルヂング1階
電話 / 075-231-5858
※ 写真をクリックすると、大きい写真が表示されます。
- 2010/11/17 コメント: 3
「三条富小路書店」
本日より、京都・三条富小路にあるギャラリーh2oが、
2週間限定で本屋さんに変身します。
こちらのイベント『三条富小路書店』には、
さまざまなアーティストたちの手作りの本を中心に、
本のかたちをしたオブジェや、
これは本なのか?という謎の束(たば)まで、
さまざまな「本」が大集合します。
酒器 今宵堂も、裏家業の引き出しを開けながら、
秘密の骨董レポート、恋する単語帳、肴札・・・と、
2週間限定の「本」づくりに勤しみました。
中身は、ご覧になられてからのお楽しみ!
明日より、椿ラボ京都にて開催の「おやつのたしなみ」展と合わせて、
西へ東へ、三条通りを梯子歩きしていただけますとうれしいです。
ゆるやかなおやつ時間に、あなたのお好きな本を一冊どうぞ。
2週間限定の書店 『三条富小路書店』
2010年 11月16日(火)〜 28日(日)
12:00 〜 19:00 月曜休廊
会場 / ギャラリー h2O
京都市中京区富小路通三条上ル福長町109
電話 / 075-213-3783



- 2010/11/16 コメント: 0
酒サムライ from ニューヨーク
この秋、ニューヨークから海を渡って、
ひとりのサムライがやって参りました。
サムライの名は、Timothy Sullivan(ティモシー・サリバン)。
腰に差すのは、刀よりも切れ味抜群の日本酒なり。
ティムさんのお仕事は、ニューヨークでの日本酒コンサルタント。
先月、下鴨神社で行われた「酒サムライ」イベントに
参加するために来日されました。
「酒サムライ」は、全国の若手蔵元で組織する日本酒造青年協議会が
日本文化と日本酒を世界に発信していくべく結成した団体。
毎年、日本酒の発信に貢献している方に
「酒サムライ」という称号を叙任していて、
ティムさんは、その「酒サムライ」のおひとりなのです。
今宵堂を訪れてくださったティムさんと、心地よく盃を交わしながら、
ニューヨークでの日本酒ブーム、日本食レストラン事情など、
驚きながら話を伺いました。
外大卒の日本酒好きのお客さまという助っ人もお越しいただき、
うれしい酔いが深まります。
料亭が名を連ねる京都ではありますが、
この夜、私たちがティムさんをお連れしたのは、
昭和の名残が漂う、京都の銘大衆酒場でした。
名もない酒と、おでんや焼鳥といった庶民の酒肴でのささやかな宴は、
ニッポン人の「呑む」憩いの場所。
ティムさんの「オヤジがいっぱい!」発言に笑いながら、
日本酒BAR「あさくら」さんへと梯子酒でした。
ティムさんとのお話の中で、私たちが感じたのは、
ニューヨークにおける日本酒とは、かなり「よいお酒」、
いうなれば、高級酒なんだということでした。
それは、ヨーロッパで水のようなプライスと感覚で呑まれるワインが、
日本ではステイタスに代わることと同じかもしれません。
しかし、日本酒を楽しみ方は、ピンからキリまで。
日本の文化を丸ごと楽しもうとするティムさんの
これからのアプローチも、とても気になるところです。
しかも、この冬、酒造りで蔵入り予定とのこと!
また一歩、サムライは日本酒道を邁進されるのですね。
私たちは、日本の酒器がお酒を呑むひとときの中で、
実用品として、異なる文化を持つ人々に愉しんでもらいたい・・・
小さなサムライの大きな夢が、むくむくと膨らみます。
いつか、ニューヨーク。
小さな酒器を片手に、行ってみたいでござる!
※ Timさんが書いてくださった今宵堂のレポートはこちらです!





- 2010/11/09 コメント: 0
「おやつのたしなみ」
霜月、紅く染まってゆく京の街。
この秋、私たちは、いつもの「酒器 今宵堂」とは
ちょっと変わった展示をいたします。
それは「酒器の無い展示」。
北海道のニセコ和菓子工房「松風」さんと一緒に
和菓子と器のコラボ展です。
北海道のニセコは、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を望む景色と、
世界中のスキーヤーが集うパウダースノーが降りしきる、
とても美しい場所です。
そこで生まれる「松風」ならではの和菓子たちは、
美味しく、かわいく、でも大人の粋を感じさせてくれる、
不思議な魅力を持っています。
私たちが「松風」さんと出会った時、
そっといただいた和菓子とお茶。
そしてなによりもそのひととき。
やはり「晩酌」と同じように「おやつ」の時間も、
一日の中で、ほっとひと息つける、くつろぎのひとときだったのです。
そうして、今回の展示が生まれました。
今回は、その甘くて嬉しい「おやつ」のひとときを
「松風」の和菓子と「今宵堂」の器で表現できたらと思います。
木枯らし吹く秋の空を眺め、
ほっこりとお茶をすすりつつ、季節の和菓子をほおばる幸せ。
小さな「おやつ」の幸せを、そっとお届けできますように。
『おやつのたしなみ』
〜「松風」の和菓子と「今宵堂」の器 〜
2010年 11月17日(水)〜 29日(月)
11:00 〜 20:00 会期中は無休
※「松風」さん在廊日は20日〜23日
会場 / 椿 -tubaki labo- KYOTO
京都市中京区三条烏丸通西入ル北側御倉町79 文椿ビルヂング1階
電話 / 075-231-5858

- 2010/10/20 コメント: 4
「公長齋小菅 × 今宵堂」
京都は、数多の伝統工芸が息づく街です。
その中で、「公長齋小菅」さんは、
竹工芸の老舗として、洗練された品々を生み出されています。
笊や花籠から始まり、茶道具から箸まで、
「竹」は、日本人の生活と文化に深く関わってきました。
しなやかで強く、清々しい「竹」という素材の持ち味は、
私たち日本人の気質にしっくりと馴染んでいるように思います。
その竹工芸の魅力を、現代の暮らしの中に活かしていくこと。
同世代の「公長齋小菅」の若旦那さんと交わす会話の中に、
いつもにじみ出る、老舗の誇りと新しいデザインへの挑戦。
ものづくりの人が忘れてはならない手元を見つめる目と、
国内外へと飛び出していく姿に、輝きを感じています。
今宵堂はこの度、公長齋小菅さんとともに、
オリジナルの酒器揃を制作させていただきました。
「公長齋小菅」の洗練された竹製品の佇まいに
そっと寄り添うような質感と形にこだわって、
繊細でありながらも暖かく、
そして何よりも、竹のような「しなやかさ」を。
白陶のしっとりとした肌合いの片口は、
お酒の揺らぎを美しく魅せてくれます。
差しつ差されつ酌み交わす、酒器の文化は、
長い歴史を持つ「竹」の歴史と相まって、
秋の夜長の晩酌に、やさしい酔いを運んでくれると思います。
※「公長齋小菅 × 今宵堂 片口(¥ 3,675-)・ぐい呑み(¥ 2,100-)」は
「公長齋小菅直営店」等にて販売いたしております。
購入ご希望の際は、各直営店までお問合わせください。
※ 写真をクリックして、酒器の画像をご覧になれます。
- 2010/10/17 コメント: 0
















